MySQLやMariaDBなどのDBMSとはどんなものなのか、サーバー構築からアプリケーションでの利用まで初歩的な実習にはどんなものが必要なのでしょう。
初心者がデータベースの実習に必要な物を「ハードウェア」「ソフトウェア」にわけてまとめてみました。
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データベースの実習環境に必要なもの
データベースの基礎的な知識を得るためには、データベースサーバーの仕様や果たす役割、それとクライアントPCでの活用方法を知ることが重要と考えます。
データベース用のサーバーといっても、目的が学習用なので複数のクライアントに接続するわけではないので本格的なサーバーマシンではなく低スペックなパソコンで十分です。
大雑把には考えればサーバー用とクライアント用の2つのPCとそれを接続するネットワーク環境があれば、DBMSの基本知識を理解するには充分でしょう。
ハードウェア
上に書いたとおりパソコン2台の他に準備しなければならないのが、この2台を接続するためのネットワーク環境です。セキュリティー環境を整備していない学習用のデータベースサーバーを既存のネットワーク(家庭や事業所など)へ接続するのは危険です。
また、学習のためにネットワークを別途整備するためハブを購入するのも大変ですので「クロスLANケーブル」を使えばサーバーとクライアントを簡易的なネットワークとして接続できます。
【必要なハードウェア】
- サーバー用PC
- クライアント用PC
- クロスLANケーブル
※PCは2台とも有線LANポートを装備しているもの
このサイトで実践しているようにSentOSをサーバーOSとしてインストールするならば、サーバー用PCのスペックはWindows10が動作する最低スペックで充分です。
クライアント用のPCも同等のスペックで充分でしょう。ネットワークの知識がある方ならセキュリティーが確保されている端末を用い既存のパソコンで実習は可能ですが、その際はあくまでも自己責任で接続することになります。
クライアント用のOSにはWindows10がお勧めですが(Accessを導入したい場合は必須)、知識がある方は同じくCentOSなどのLinux(アプリケーションでの検証はLibreOfficeなど)で代用可能です。
ソフトウェア
続いてソフトウェアですが、サーバーOSとクライアント用OS(Windows)が必要なのと、動作検証につかうデータベース用アプリケーションが必要になります。
また、DBMS(MySQL)の環境設定用としてphpMyAdminがあればデータベースの操作が簡単ですので、サーバー構築の際に適合するバージョンをダウンロードすればよいでしょう。
【必要なソフトウェア】
- サーバーOS(Debian、ubunntuなどをダウンロード)
- WindowsOS(通常はパソコンに付属)
- phpMyAdmin(サーバー構築時にバージョンを選定)
- クライアント用アプリケーション(LibreOffice、Accessなど)
この中で、WindowsOSとAccessは新規に揃えたい場合に費用がかかります。
クライアント用のWindowsについては、PCを中古で調達した場合でもまず付属しているので問題ないと思われます。
Accessについては価格も高価ですので、とりあえずLibreOfficeのDaseなどを体験してみて、データベースの必要性や導入用途が明確になってから試してみるほうが良いでしょう。
今回とりあげたデータベースを実習する際そろえておきたいものは、DBMSとはどんなものかを簡単に実証してみたい方向けに当サイトがまとめたものです。
これでデータベースサーバーを構築してみたらもっと別なシステムを組みたくなった、または、もっと上級の知識を習得したいといった場合には別途ハードウェアやソフトウェアが必要になってきます。
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