中古のネットブックにDBサーバーを構築している途中ですが、今回は標準のデータベースサーバーでMySQLが採用されているCentOS6へMriaDBをインストールします。
手順としてはyumを使い既存のMySQLを削除し、その後レポジトリファイルを設定後にMariaDBをインストールします。
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MySQLの削除
最初に標準で採用されているMySQLをアンインストールします。
# yum remove mysql
ほぼ完全に互換性があるMySQLは削除してしまったほうが安心です。
MariaDBのインストール
最初にレポジトリを設定します。
# rpm --import https://yum.mariadb.org/RPM-GPG-KEY-MariaDB
必要なキーをダウンロードするという意味みたいですね。
次に、「mariadb.repo」ファイルを「etc/yum.repos.d/」のフォルダ内へ設置します。
ファイルの内容は次の通りにしました。
[mariadb]
name=MariaSB
baseurl=http://yum.mariadb.org/10.3/centos6-x86
gpgkey=https://yum.mariadb.org/RPM-GPG-KEY-MariaDB
gpgcheck=1
次のコマンドを実行しDBサーバーをインストールします。
関連パッケージについて確認を求められるのでyを押します。
インストールが済むと「完了しました!」と表示されます。
インストール時になんらかの不具合があると「mysql-libs‥」の置き換えが正常に行われません。
例えば、yum installで「MariaDB-devel」を「MariaDB-deved」と間違えて入力しただけでも上手くいかないどころか、初心者ならOSを再インストールするはめになってしまうことでしょう。
充分注意が必要です。
# /etc/init.d/mysql start
「OK」の下にある4行目の「err」の文字が気になりますが、ただのファイル拡張子のようにも見えますし、そのまま進めることにします。
本当にまずいときは「OK」が「失敗」と表示されることでしょう。
MariaDBの初期設定
CentOS6で行うMaeiaDBの初期設定は、MySQLと同じく次のコマンドを実行します。
# mysql_secure_installation
なお設定項目の詳細について、ここでは割愛します。
MariaDBの初期設定をするコマンド「mysql secure installation」では、rootパスワードの設定や、匿名ユーザー・テストデータベースの削除などの設定が可能になっています。
この後にインストール予定のphpMyAdminへ初回のログインを行う際に、ここで設定したMariaDBのrootパスワードを使用してログインしますが、
データベースのセキュリティに関わる部分であり、未設定のままではパスワード無しの状態になってしまうので適切に設定する必要があります。
ちなみに、ネットの情報でよく見かける「systemctl」コマンドはCentOS6では使えません。
以上で、MariaDBのインストールは完了ですが、このままではSQLを自在に扱うことのできない初心者には手を付けることができません。 そんなわけで、次にはデータベース初心者に便利なphpMyAdminをインストールすることにします。
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