そもそも何を持ってサーバーと呼べるのか?

社会生活を送る中で、ときどき耳にするコンピュータ用語にサーバーというのがあります。事務系の仕事に就いている人なら、「全てのパソコンに繋がっているコンピュータの親方みたいなもの」というイメージをもっていることでしょう。

当サイトでデータベースに親しみをもっていく課程で、データベースサーバーとは何なのかを理解する上でも、まずサーバーとはそもそも何なのかを知っておく必要があるようです。

サーバーの種類

昔MFUという言葉があった。 というかあったと思うとしか言えません。

今じゃWebで検索しても出てこないのでしかたないです。

このMFUという言葉ですが、「マンマシン・ファイルサーバ・ユニット」の略で、呼び方の通り人がファイルへのアクセスの為に使うコンピュータユニットということになります。ようはファイルサーバーのことですね。

近年のようにオフィスで一般的になる前に、ずいぶん昔からファイルサーバーというのは存在していました。

さて、一般的に知られるこのファイルサーバーの他にもサーバーにはいろいろと種類があるようです。

サーバーの類型

他に、よく耳にするサーバーにプリントサーバーなんてものがあります。ネットワークを介して、プリンタに印刷をさせるだけの機械で複数の端末からの要求に答える役割をしています。

もっと専門的なものではWebサーバー、メールサーバーなんてのもありますが、これらも多くの端末からの問い合わせや命令に対して専門的な処理や出力をすることに長けているといって良いでしょう。

全てのサーバーは何かに特化している

サーバーという用語を用いた会話の例として、「これは何用のサーバーですか?」という使い方は正しいかどうかですが、これは正しいと考えます。

サーバーがあるから、あんな処理もこんな処理も可能であるというより、「Webサイトを公開したいからWebサーバを導入しよう」または「ある分野での膨大な数値データを処理する必要があるので専用のサーバーを構築しよう」などというのが一般的なサーバーの導入の仕方であると言えます。

それぞれのクライアント端末に処理させるには無理や無駄がある演算処理を専用マシンに集約して一括処理してあげようというのときの専用マシンがサーバーであると言っても良いでしょう。

世の中には様々な用途のサーバーが稼働しています。
データベースを覚えたての立場での話ではありまあすが、多く普及しているファイルサーバーよりも、もっとデータベースサーバーを積極的に導入してみてはどうかとうのが正直な感想です。

便利なはずなのに、中小企業などでデータベースサーバーが採用されない理由は、データベースの運用のしかたは各企業の業種または個人の職種に合わせる形で構築する必要があり、納入者が発注者側の業種に合わせた形で提案し納品するまでの課程は、小規模な会社や個人であっても大規模なシステムと同様の事前調査や設計が必要になってくるからだと思われます。

場合によっては、納入後に上手く使いこなせないこともあるでしょうし、必ずしも発注者側が満足するものではないのが正直なところでしょう。

こんなとき、データベースに詳しい社員が一人いれば会社の業務形態にあったデータベースを独自に設計し開発や運用が可能なわけで、結果的に業務の効率化が可能なのです。

当サイトがもっとも重視しているテーマはこのデータベースの独自設計の部分です。

大きさも形も様々なサーバー

先にあげた考え方に基づけば、個々の端末で処理するには無理や無駄のある作業を請け負うのがサーバーの役目ですから、与えられた処理を確実にこなしてくれるならば機器の大きさは問題ないかのように思います。

実際にプリントサーバとして販売されているものの多くは小さな機械で価格も安価です。

しかし、サーバーという言葉をもっと広く考えた場合、本格的なサーバーとはどのようなものなのでしょう。

規模の小さなネットワーク上に全ての端末でアクセス可能な共有フォルダをもったWindowsPCを設置した場合、ある人はそれをサーバーと呼んだり、専門的な技術をもった人からみればそれはサーバーとは呼べなかったり、その判断の基準のようなものは何処にあるのか是非知りたいものです。

サーバーの分かりやすい解釈の仕方

複数のハードディスク

サーバーという言葉に対して使われる対の用語に「クライアントPC」や「端末」という用語が用いられますが、コンピュータネットワークの末端に位置するのが端末ならば、サーバーはいわばコンピュータネットワークの基幹部分と言えるでしょう。

サーバーの条件

ここまでで、サーバーがどのようなものかは概ね理解できることでしょう。そこで最終的にこのマシンはサーバーだと言い切れる条件というのがあるかについて考えてみることにします。

そもそも、クライアントPCよりも能力があること、そして、かかる負荷に対してある程度の耐久性を持っていることが条件と言えるのではないでしょうか。

また、データやシステムのバックアップが厳重になされていることも必須要件にあてはまることでしょう。

このように、サーバーは各端末から要求された専門の仕事を的確にこなし、あるいは各端末からの要求に対して正確な出力をする能力をもっています。

データベースサーバーについても各端末からの入力により蓄積されたデータを整理保存し、ある時には必要なデータの呼び出し正確に答えを出す役割を担っているものと解釈してよいでしょう。

そうした能力に優れ、常にデータを整理し答えを出すことができるコンピュータシステムをデータベースサーバーと呼ぶのだと解釈して間違いないでしょう。

以上、なるだけ専門用語を用いることなくサーバーがどのようなものかを書いてみました。

わりと難解そうなサーバーの概念も理解の仕方によっては、このように一般人にとっても馴染みやすいものだと言えます。

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