データベースの基礎を学ぶためにMySQLやMariaDBを導入を試みる程度であれば、使用するハードウェアは一世代前の中古パソコンで充分です。
DBMSの役割を学ぶことが目的なら高性能なサーバー機器は必要ないでしょう。
DBMSの学習に使えるハードウェア
当サイトでデータベースを動作させているのは一昔前のCPUを搭載したノートパソコンなどです。
OSにはDebianなどのLinuxをインストールするのがおすすめです。
NECネットブックPC-BL300/TA6にDebian11bullseye32bitをインストール【IntelAtomCPU:N280】
Linuxでも動画再生などのを楽しみたい場合はubunntuなどメジャーなディストリビューションを選ぶことになりますが、ローカル環境でWebサーバーと同等の環境を整備したい場合は中古PCで大抵は事足りることでしょう。
Linuxは無償のOSであり時にハードウェアと相性が合わないことがありますが、学習環境の整備が目的であればそうした場面に遭遇することは希であるのと、そんなときのためにも中古PCであれば入れ替えの負担は少なくて済みそうです。
レンタルサーバーのDBMSは外部接続できない?
データベースの学習や物理サーバー導入について学ぶためクライアントPCの他にサーバーOSをインストールしたPCを置くと、自宅などではスペースの確保が課題になることがあります。
サーバーはSSHによるアクセスで制御できればモニターは必要ありませんが、GUIに頼りたい場合はサーバー用にモニターを置くかモニター一体型のノートパソコンを使うことになるでしょう。
こうした学習用端末の設置による手間や煩わしさを避けるためWebサーバーが学習用に使えないか検討してみたくなりますが、実は一般向けにサービスを行っているWebサーバーのほとんどはインターネット接続からMySQLやMariaDBへ専用ポートを使って接続することができません。
SSH接続を介してデータベースへ接続するテクニックもあるようですが初心者向けではないでしょう。
こんなとき、VPSならユーザーがOSレベルで広く設定可能なのでデータベースへのアクセスに使える可能性はありますが(契約前に確認は必要)、セキュリティー対策としてVPNを使うなど別な施策も併せても必要になってきます。
そんなことから、学習目的のサーバーであれば基本的にはPCを使ったローカルでの物理サーバーを構築することで安全かつ自由な学習環境を手に入れることが出来るでしょう。
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