小さな事務所やホームネットワークなどの小規模なものでも、ネットワークの構築にはルーターやハブを最低一つは使用するのが普通です。
当サイトでの作業のようにサーバーとクライアントの接続検証を目的とした場合、クロスケーブルを使用すれば単純で分かりやすく、しかも外部に対して閉ざされた通信を実現できるので便利です。
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LAN用のクロスケーブル
検証用に用いる接続には(ネットブック型なんちゃって)サーバーとWindowsPCをクロスケーブルで一対一で接続します。
若干ネットワークの知識が必要ですが、ホームネットワーク環境で固定のIPアドレスを用いて設定できていれば、それを外して機器同士を直接LANのクロスケーブルで繋ぐだけなので難しいテクニックはいりません。
よくある設定に、4つある番号のうち一番右のホスト部だけを1つ違いの番号へ設定するだけのものがあります。
ゲートウェイやDNSなどの設定はそのままでも、ルーターやONUとは物理的に繋いでいなければ(無線LANはOFFにします)インターネットへは出て行きませんので初心者がデータベースへのアクセスを行う上でも安心です。
PC同士をハブを介せずに接続するメリット
あまり意味がないように見える1対1の接続ですが、光学ドライブを搭載しないモバイルノートでデスクトップに搭載しているDVDドライブ等をアプリケーションのインストールに使用したい時などに使用します。
今や時代はネットワークの利用が当たり前でそもそも、パソコンを導入した時点でLAN接続も常識になりつつありますが、一昔前ではデスクトップのドライブやプリンタを一時的に共有する手段の一つとして存在したものです。
今回は、その技術を利用してサーバーとローカルPCを接続します。
ネットワークやLinuxについての知識に乏しい初心者が「うっかり」root権を使って作業をするのは危険を伴うことですし、こうして閉ざされたネットワークを簡単に構築できるクロスケーブルは検証用に便利なツールです。
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