LinuxのLibreOfficeBaseからMariaDBへJDBC接続してデータベースを読み込む

Linuxが動くPCにLibreOfficeのデータベースソフトBaseをインストールして外部のデータベースサーバーへJDBC接続してみました。

WindowsPCからのJDBC接続は別記事にて解説しています。

LibreOffice BaseでMariaDBへJDBC接続【Windows編】

DebianPCでLibreOfficeへJDBCコネクターを設定する手順については前回記事にまとめてあります。

LibreOfficeBaseでJDBCドライバMySQL Connector Jを設定【Debian GNU Linux編】

LireOffice Baseのインストール

クライアントPCとして使うPCはGUI環境のDebianですが、標準でインストールされてLibreOfficeにはBaseが入っていません。Baseだけ別途インストールするため下記の通り実行します。

# apt install libreoffice-base

これでWriterやCalcなど他のOfficeアプリのアイコンに並んで紫色のBaseのアイコンがメニューに表示されるようになります。

ウィザードを使ってMariaDBサーバーへ接続

アプリケーションのインストール後にデスクトップに作成されたBaseのアイコンをクリックするとデータベース作成ウィザードが起動するのでこれに従って接続設定を行います。

既存のデータベースに接続

既存のデータベースへ接続をチェックしMySQLを選択して次へ。

JDBCを使って接続

JDBC(JavaDatabaseConnectivity)を使って接続をチェックして次へ。

テストクラス

Baseへ読み込むデータベース名とサーバーのIPアドレスを入力。

ドライバークラスがorg.mariadb.jdbc.Driverになっていたら、com.mysql.jdbc.Driverに書き換えてから「テストクラス」をクリック。

正常に読み込まれました

JDCドライバーが正常に読み込まれました。と表示されたら次に進みます。

接続テスト

ユーザー名を入力、パスワードを要求するにチェックをしたら「接続テスト」をクリック。

パスワードを入力して認証

表示されたボックスにパスワードを入力してOKを押します。

接続が正常に確立できました

問題がなければ「接続が正常に確立できました。」と表示されます。

データベースを開いて編集

既存のデータベースを読み込んで編集する目的なら、デフォルトのまま「データベースを開いて編集」にチェックをすれば良いでしょう。

ファイル名を編集して保存

最後にウィザードで作成した接続を保存するためのファイル名を編集して保存します。

Baseでデータベースを表示

JDBCでデータベースを読み込んだBase

ファイルを名を指定して完了をクリックするとBaseのアプリケーション画面が表示され目的のデータベースとテーブルが表示されます。

テーブル内のデータ

表示されたテーブルをクリックするとテーブル内のレコードがリス
形式で表示されます。

あとは、Baseの機能を使って閲覧しやすいフォームなどを作成できます。

データベースサーバー(MariaDB、MySQL)へ編集可能なユーザー設定で接続できていればデータの更新や追加なども可能です。

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