データベースアプリケーションの種類

データベース用に使うアプリケーションは需要が少ないためか数が多くありません。

DBMSの運用には専用のアプリケーションが導入されることも少なくなく、機能を把握しておきたいアプリケーションも的が絞りやいと考えることができます。

PC用アプリケーション

汎用のものとしては種類も触れる機会も少ないデータベースアプリケーションですが、特定の分野に特化した状態で至る所で用いられているのが会計用に使われるソフトウェアではないでしょうか。

この手のアプリケーションソフトは、積み上げたデータを目的に沿った形で検索または抽出して資料を完成させるというスタイルからデータベースアプリケーションの要素を備えていると言えるでしょう。

当サイトでは、こうした専門分野に特化したものを除いた広く応用が出来るPCアプリケーションを主に記事として扱っています。

日常的にPCを扱っている人がデータベースソフトウェアとして、思いつくのがマイクロソフトのAccessかと思います。

WordやExcelと並んで、マイクロソフトのOfficeソフトとして見聞きする機会が多いですが、その一方、使う目的が明確でないと覚えにくいところがAccessの欠点でもあります。

また、企業が抱える多くの事務処理がWord、Excelと会計ソフトで済んでしまうのが、Accessなどデータベースに触れる機会を少なくし苦手意識を持ってしまう原因とも言えそうです。

PCで使えるAccess以外のアプリケーションではLibreOfficeのBaseがあります。

LibreOfficeはフリーのソフトウェアなので、これに含まれるBaseも無償で利用が可能です。

ただし利用方法を解説した書籍などは、やはりMicrosoftのAccess向けに書かれたものが多く他のOfficeソフトなどに比べ習得が難しいのが実状と言えます。

いずれもデータベースサーバーへの接続を必要しない、またはスタンドアローンでの運用であれば実用性は低くなりますが、その分扱いやすい運用ができるでしょう。

スマートフォン用にも、いくつかデータベースアプリが提供されています。

PC用のアプリケーションより機能が限られDBMSへの接続がないものがほとんどですが、日毎に特定のテーマに基づいたメモや数値の記録を行う際には便利です。

趣味の活動履歴や飲食時のメモなど特定の分野で統一したデータをメモしたいときなど、あとで経過記録の簡易的な分析が出来て役立ちます。

スマホのアプリはDBMSへの接続など本格的なデータベースの運用に使えるものは少ないですが、日常のメモ程度に使えるカード型データベースと割り切れば役立つ面があるかもしれません。

ここで取り上げたPC用アプリケーションの他にMACで使えるfilemakerという製品があります。

こちらも人気のソフトウェアですが、上の二つに同じく習得の難易度は低くないようです。

filemakerもWindowsでも利用可能ですが、MAC主体のイメージを引きずっているせいか一般的には馴染みが薄いようにも感じられます。